サブソイラーで圃場の排水対策


岩津ねぎの圃場の排水対策として サブソイラーを入れて耕盤を割って暗渠を作りました 圃場業面から40センチ程度のところに 硬い耕盤層がありますが この層が圃場から水が染み出すのを防いでくれています 今回の排水対策はあえて硬い耕盤層を割って 水が染み出やすくすることで排水を促し 岩津ねぎ株元の湿気を軽減することで 病気の抑制を行うという目的です また岩津ねぎ苗の定植時にも 圃場によっては土が乾きにくく 苗が上手く定植できない場所もあったりしますが 排水対策がしっかりしていれば 定植時の植えなおし作業も軽減されます サブソイラーを入れると 圃場表面は大きな爪で地表をえぐり取ったような感じになります トラクターですいてやれば圃場表面は今まで通りになり 雨が降った際は畝間の谷と併せて耕盤の下にも雨水が染み出ていきます しかしサブソイラーを入れると 良い事ばかりではなく大変な事もあります それは圃場の深い部分に眠っていた大きな石を掘り起こしてしまうので トラクターですく前には大きな石を圃場から撤去しなくてはなりません また、石を撤去してトラクターですいたらまた新たな石が出てきます 今回は8カ所の圃場にサブソイラーを入れ 合計で1トンダンプ4杯分の石を撤去しました 作業にはかなりの時間と労力を要しましたが 今シーズンの岩津ねぎが元気に育つことを願っています!