岩津ねぎの冷害 ネギが凍っているんだけど、どうしたらいい?
先日は10年に一度の寒波に見舞われた兵庫県朝来市和田山町ですが
大雪からしばらくの間は寒い日が続いていますよ~
今日は1月30日、最低気温はマイナス8度
大雪は未だ溶けずに残っており
道路も凍結しています…
ほら、車もこんな感じで凍っています
数日前も凍結により
軽トラのドアが開かないって事もありました
圃場の様子を見に行ったものの
畝と畝の間の谷に溜まった水まで凍ってる!
凍っている間は良いんですけど
この氷が割れてしまうと
冷たい氷水の中に長靴で入っていかなきゃいけないという
罰ゲームみたいな状況で収穫する羽目になります
さて、岩津ねぎの状態はというと
完全に凍っています
今までになく凍っています
青葉はカチカチで氷の結晶がみえます
土壌も凍っているのでフォークでネギを起こせません
軟白部分もカチコチに凍っているので
ネギ同士をぶつけると、澄んだいい音が…
さすがにこの状態で収穫すると
青葉がボロボロになってしまいます
そして凍結が一気に融けることにより
青葉はシワシワになり軟白部分も傷んできます
そんな状態の岩津ねぎを出荷するわけにはいかないので
凍結が融け始める午後から収穫をスタートします
冷害によって青葉が折れやすくなった岩津ねぎは
収穫の大変さ以上に掃除も大変です
そして葉が折れるので規格外品の割合も増えます
積雪や冷害は私たちだけではなく
地域の生産者みんなが同じ被害を受けることになるので
規格外品の発生量が一気に増えてきます
そうすると市場での規格外品・業務用の買取価格は一気に下落しますよね
市場に出荷するのは自分で販路開拓の手間はかからないけど
こういったときにリスクが顕著に現れます
私たちは積極的に展示会や商談会に参加することにより
市場を通さない販路を開拓してきました
また、正品を出荷するうえで切り離すことのできない規格外品の活用も取り組んできました
結果として市場に左右されない安定した収益
そしてシーズン以外の収入の確保の流れが出来上がりました
当ブログでは規格外品の活用方法についてもアップしていきますね!
















