私たちの取り組みについて
こんにちは、先週末に兵庫県庁農林水産部の皆様が朝来市にお越しになられ ノウエン・ファントゥのメンバーと意見交換を行いました
私たちの取り組みをお伝えして これからの農業について そして来る2025年の大阪万博に向けて 兵庫県はフィールドパビリオンを展開する予定です SDGsを推進し、地域の課題の解決に向けて 各地域で特色ある資源を生かしながら地域を活性化していくのか? 熱い議論が飛び交い 予定していた時間はあっという間に過ぎてしまいました

普段は岩津ねぎの栽培が主体の情報ですが 今回は私たちが普段取り組んでいることをお伝えします
私たちが取り組んでいること
兵庫県朝来地方の伝統野菜の一つである 岩津ねぎの生産に携わっています
この岩津ねぎを通じて農業の様々な課題に直面してきました ・生産者の高齢化による離農 ・お取引先への安定出荷体制 ・農産物の出荷価格の安定化 ・出荷過程で発生する規格外品の廃棄 ・近年の異常気象への対応
従来、農産物の出荷額は市場の価格に左右されるもので どうしても売上の予測が立てづらいものです 全国的にねぎが豊作の場合は 市場におけるねぎの価格は下落します いわゆる豊作貧乏といわれます 逆に全国的にねぎが不作の場合は 良いねぎを持っている地域や生産者が儲かりますよね
このように市場の価格に左右されずに売り上げを作っていく為には 自分たちでお客様を開拓して直接取引を広げることが大事です
しかし直接取引をするためには自らが 展示会に出展したり営業活動を行うことで 販路を開拓していく時間とコストが発生します
また、お取引先と事前に価格と出荷数量を決めるので まとまった数量を安定的に出荷できるようにする体制が求められます
私たちは専属の営業担当を置くことで 自分たちが直接出荷する販路を広げてきました
次に、地域の生産者の力を借りながら 安定出荷するための体制づくりを強化してきました 地域の生産者が潤うように 生産者が作った岩津ねぎも私たちが買取り 出荷できるようにすることで まとまった数量を安定的に出荷できるようになりました
岩津ねぎには一定の出荷基準が設けられており 軟白の長さと青葉の枚数が定められています この基準を満たさない場合は規格外品となり 正規品としての出荷ができません 岩津ねぎの青葉は非常に繊細で 収穫や清掃の段階で折れてしまう事が多々あります
この規格外品を有効活用することはできないか? そこれ私たちは規格外品の販路開拓と 加工品及び加工原料の製造に着手しました
規格外品はスーパー等のお惣菜部門 いわゆる中食へ活用されるケースもあれば 乾燥ねぎや冷凍ねぎとして ポタージュスープやねぎ味噌等に使用します
上記の取り組みにより 規格外品に価値を持たせつつ 出荷シーズン以外にも 加工品による売上を創出することが出来るようになりました
朝来市は昨年末に未曽有の大雪に見舞われ 多くの岩津ねぎが被害を受けることになりました 兵庫県立大学の学生さんと一緒に 雪で折れてしまった岩津ねぎを使って 新商品の開発を行い 開発された商品が阪急ベーカリーで発売されました
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000089920.html岩津ねぎの生産から販売までの過程で得られたノウハウは 実際に私たちが直面した課題でもあり 多くの生産者の抱える課題でもあります 農業と販売の営みの中で多くの生産者の方から 新たな販路の開拓や規格外品、余剰在庫の相談を受けます
私たちはそのような生産者の方から正規品は流通に 規格外品は加工原料という新たな活躍のステージに乗せていくお手伝いも行いました 規格外品の商品化についてはフードロスにもつながるだけではなく 生産者にとっては新たな売上の創出にもつながっています
現在も多くの生産者の方から 様々なご相談のご連絡を頂いています 農業を人気の職業にするためには 生産者の方にしっかり儲けてもらうことが大事です 「農業は儲かる」という言葉を体現すべく取り組んでいます
ご相談は下記までどうぞ お問合せメール:mitunari@fan-to.com